取引競争法

新取引競争法について引き続き解説させていただきます。

 (以下の日本語要約をご参考ください。)

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【要約】 取引競争法に基づく当局の体制について

昨年10に施行された新取引競争法のより効率的な執行を実現するための仕組みとして、

管轄当局の構成等が変更されたので、以下にまとめた。

 

構成

旧・取引競争委員会:

  8-12人の委員は以下の者から構成される。

  ・ 商務省大臣

  ・ 商務省副大臣

  ・ 財務省副大臣

  ・ 構成員の過半数は民間セクターの経済、ビジネス、又は法律分野の個人専門家

 

新・取引競争委員会:

  7人の委員は全員

  ・ 10年以上の経済、ビジネス、又は法律分野における経験を有すること。

   かつ

  ・ 政党、政府機関、又は企業組織に属さないこと。

 

予算

旧・取引競争委員会:国内貿易局(The Department of Internal Trade)所属。

新・取引競争委員会:独立予算。

 

当局権限

旧・取引競争委員会:審査のみ。

  ・ 起訴は検察。起訴、不起訴は検察の裁量。

新・取引競争委員会:半司法的

  ・ 当局の裁量により、行政的罰則を科すことが可能。

  ・ 検事又は最高検検事に対し起訴を要請することが可能。

 

新体制の注目ポイント

独立性向上:
新取引競争委員会は、独立機関、独立予算となったため、申立審査においてより自由度が増したと言える。

政治・企業からの影響の排除:
新委員会の委員は政治的組織、企業組織、政府関連の人物であってはならない。

効率性向上:
取引競争委員会の権限が強化され、行政罰(課徴金)を課す権限などが付与された。

透明性向上:
規則制定にあたっては、一般や利害関係者の意見を聴取しなければならない。

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