外国人事業法の規制事業リストの改正について

タイでは、外国人事業法にて、外国企業が実施できる事業活動を規制している。同法の規制事業リスト3には、商業銀行、外資銀行の駐在員事務所、生命保険・損害保険業等のサービス業が含まれ、外国企業はこれらの事業を行う場合、外国人事業ライセンスを取得しなければならない。

2015512日、内閣は、商業銀行、外資銀行の駐在員事務所、生命保険・損害保険業を規制事業リスト3から除外する省令案を原則承認した。今後、商務省が同省令を公布し、施行されることになる。

背景として、商業銀行業及び生命保険・損害保険業は、これらの事業に対して適用される特別法で既に規制されており、商務省は、重複規制をなくすため、外国人事業法上の事業規制リストからこれらの事業を除外することを内閣に提案し、内閣がこれに同意した。

現段階では、省令にて、商業銀行、外資銀行の駐在員事務所、及び生命保険・損害保険の「関連事業」について定めるのか、定める場合はどこまでが関連事業に含まれるのか、についてはまだ明らかでない。商務省の省令で規制事業リストから外される事業が明確になれば、これらの事業については外国人事業ライセンスの取得が不要となる。ただし、当該事業に適用される特別法上のライセンス要件は引き続き適用される。

今後、「関連事業」に関する進展があれば、ご報告させていただく。

 

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